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ごちそうさんの感想(112)あらすじ 【天然と誤解】【冬の焼氷】 [感想]

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2014年2月13日(木曜日)放送分
第19週「貧すればうどんする」(第112回)のあらすじと感想です。

<あらすじと感想>

め以子の<脱『ごちそうさん』宣言
「人にごちそうすんの、金輪際やめます!」
を聞いた希子が思わず叫んだ。

「そんな覚悟やったんですか・・
 『ごちそうさん』するんは、ちい姉ちゃんなりの、
 世の中への反抗や無かったんですか!」


もともと希子がラジオの仕事を始めたのは、関東大震災の時の経験から『正しい情報をはやく皆に伝えたい』という動機だった。

ところが今のラジオは、情報局の検閲により、戦局を歪めて報道を続けている。

そんな状況に抗えずにいる自分の不甲斐なさを、『ごちそうさん』で頑張るめ以子に自分を重ねることで誤魔化していたのだ。

その頼りのめ以子が揺らいだことで希子までが不安定になったのだ。



一方、室井は世の中の趨勢に合わせて、自分の書く作品を変えている。

室生の書く『おでん皇國戦記』では、おだやかで優しい性格だった『昆布の介』が、鬼みたいな提督になってしまった。

そうしないと原稿料がもらえないのだ。

食べ物が買えなくなるのだ。

桜子はもともと毎ページ「お国のため」と書かれている『おでん皇國戦記』が気に入らない。

その上さらに検閲官のいいなりになって登場人物のキャラまで変えていく室井の節操の無さに我慢がならない。

「離婚する!」

とまで言い出す始末だ・・・

二人のそんな様子を見ため以子は、先日悠太郎に言われた言葉をつぶやく。
貧すれば鈍する・・・」

桜子が怒っているのは、室井というよりも、室井にそんな事を書かせる世の中に対してなのだろう。



【冬の焼氷】

そんな時、寒い2月だというのに、『うま介』に『焼氷』を求めて客がやってきた。

馬介は、20年前の『焼氷』のチラシを持ってきたその男性になんとか『焼氷』を作ってあげようと考える。

思いつめたような男性の様子を見て何かを感じとったのだろう。


馬介は自分の配給の卵を出すという。

1ヶ月に1個しか手に入らない卵を、その見ず知らずの男の為に使うというのだ。

馬助の心意気に反応して、『うま介』メンバー達が活気を取り戻し、テキパキと動き始める。

活男が夜になって降ってきたをみて、これを『焼氷』に使おうと言い出す。

め以子達は雪を固めて氷を作ろうと考えるが、そこにさっそうとふ久が登場する。

ふ久は冷静に指示を出し、雪と塩で温度を下げることで、氷を作る方法を披露する。

め以子が感心してつぶやく。
「料理は科学やね。」

ふ久が内心のデヤ顔(?)で返す。
「せやね。」



<つづく・・・>


【座談会の中止・高山多江の風邪】

本筋から漏れた話を追記しておきます。

婦人会の座談会でめ以子が雑誌に載るという話は中止になりました。

まあ、『ヤミ米』が情報局にバレてしまったとあっては当然でしょうねぇ。。

闇屋から食材を買っていては、料理の話も、始末の話も説得力が無くなるからねぇ。
(^_^;)


あ、それと、高山多江が風邪を引いたらしい。

め以子に浴びせかけられた水のせいでしょうねぇ。

まあ、自業自得といえば自業自得だが・・・

やっぱり、め以子が謝りに行って、相手の顔も立てて四方八方ハッピーな結末になるんでしょうねぇ。
(^^)



【天然と誤解】

め以子の<脱『ごちそうさん』宣言>は、少なからずまわりに影響を与える。

ただ、め以子は天然なので、
「人にごちそうすんの、金輪際やめます!」
と宣言した所で実行されることは無いだろう。

活男が指摘したように、目の前に飢えた子供がいれば、食べさせないなんてことはめ以子には出来ない。

そこに食材がある限りは。

め以子は食材の確保には命をかけるので西門家に食材が尽きることは無いだろう。

食材が蔵の地下室にあるのであれば、め以子は飢えた人々を見捨てることなど出来ない。

それは思想ではなく、天然だ。

性分だから仕方がない。

天才と言ってもいい。


ところが今回希子が勘違いしていたように、天才を見ると皆は勘違いをするのだ。



「そんな覚悟やったんですか・・
 『ごちそうさん』するんは、ちい姉ちゃんなりの、
 世の中への反抗や無かったんですか!」

希子の言葉に対するめ以子のリアクションは、
「え?」
だ。

希子は、自分の思い込みに気が付いて、
「ごめんなさい。もうええです。」
と引き下がるが、おそらく本質には気が付いていない。

というか、部分的にしか人間には気が付けないのじゃないだろうか?

神のみぞ知る。だ。



め以子は、食に関しては努力を惜しまない。

四六時中、食べ物の事を考えているので、源太の時もパッと『牛乳』という解決策が思い浮かぶ

そういう直観が働くまでには、それなりの下積みがある。

色々な味付けで実際に料理を作って大量に試食をするという事を繰り返している。

おにぎりとかおツイとか・・・


はたから見ると物凄い努力だ。

しかし、本人は好きでやっているだけだ。

もしくは、やらざるを得ないという衝動だ。

食材の声までが聞こえてくるのだ。
(^_^;)



このあたりは言葉で伝えにくくなってくる所なのだが・・・

テキトーに書き進める。

ここで、「め以子スゴい!」と第三者が感動して、「め以子のようになりたい!」と考えるとする。

そして、め以子と同様に料理を作りまくるとする。

たまたまそれが自分に向いていれば良いのだが、向いていないと上手くいかない。

まったく、め以子の行動をコピーできたとしても、め以子の気持ち、湧き上がる衝動、達成した時の高揚感・・・まではコピー出来ないからだ。

それでも、本人の意志で始めたことならまだ良い。

方向転換、軌道修正がやりやすい。

タチが悪いのは、が「これいい!」と思って、自分の子供にそれを強要するケースだ。

たまたま、子供が向いていて楽しんでそれをやれれば良いのだが、得てして、子供はイヤイヤやることになる。
(^_^;)

やらないと母親の機嫌が悪くなるので、本当はイヤでもイヤじぁ無い振りなどしてしまうと最悪な事態になる。

だから、親は、あんまり子供にかまい過ぎないほうが良い。

と思う今日このごろの私なのであった・・・
(^_^;)


希子の言うように自分の事は自分で始末を付けるしか無いのだ〜。
(^_^)/~


め以子は言う。
「お腹が空いとる子見たら、ポケットから飴出すだけの話が、何でそんな小難しい話になるんよ。ああ、面倒クサ!」





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